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12ヶ月シリーズ
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たとえお嗤い種になってもいいの。
ぜんぶ頂戴と掻き抱いてあげる。
浪漫を謳うのが孤独なら
いまの感覚を塗り潰してあげる。
朝陽よりも尊いその眼で私を観てよ。
口許だけ不器用に歪めて欲しい。
そうして指を絡めましょう。
嗚呼、
どんな戯曲でも寄り添うわ、最期まで。
あなたは私だけのもの。
「あなた、信じてくれますか。」
ある方へ捧げた短篇です。